パッシブ&アクティブハウス 

週末、銀座でセミナーがあった。「パッシブ&アクティブハウス」と題され低炭素社会の先進住宅設計と副題にある。一昨年のJIA環境建築賞、住宅部門で最優秀であった栗林賢次さんを招いてのものである。準備をしてくれた寺尾信子さん、そしてわたしが今回のコメンテーターであった。的確にわかりやすく栗林氏が自作を解説し、寺尾さんは訪れた印象とそこでの実測の結果について話す。寺尾さんの賢明なデータ分析がこのセミナーを実に説得力のあるものにしている。環境建築賞も実は寺尾さんのサポートによるところが大きい。私は栗林さんの「亀山」の出自、それとわれわれの考え実行してきたものとの連続について話す。様々な知見の集積そしてそれを踏まえる「予感」の大切さとそれを実証する事実の確認、そうしたことがまれに面白い結果を生む。「亀山」はそうした事例であろう。100人を越える参加者が今回の催しへの期待を物語っていたのではないか。会場には大勢の知己がいた。
終了後栗林氏はじめ数名で「うおがし銘茶」に行く。店の前であれこれと説明、店長が気づき出てきてくれなんとファサードを操作してくれた。一同声を上げてこれに答えていた。その後の懇親会も盛り上がる。終了の後、再び「うおがし銘茶」前へ。シャッターの下りた風情を鑑賞する。通りがかりの人に依頼し皆で記念撮影まですることになった。その後「三州屋」で二次会。日本酒に刺身、のどぐろなどを食す。銀座に三州屋のあることのありがたさを実感する。こうした催しを続けたい。寺尾さんと相談し今後の企画を考えよう。
by noz1969 | 2009-02-08 19:09 | 日記
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