洲本市立図書館

環境建築賞に淡路島洲本の図書館の応募があった。カネボウのレンガ造の建築群が廃止により捨て置かれた。建設から100年ほどたつ膨大な産業遺構だ。それのほんの一部ではあるが取り込んで見事な環境整備としている。鬼頭さんの設計であり、図書館の計画に疎漏はない。9年前の竣工である。担当され今回説明してくれた佐田さんによると周辺のレンガ建築も当時はかなり残っていたという。その後ショッピングセンターなどの建設がされ整備が進むがその中で歴史の風景であるレンガ造建築の遺構、これがうまく資産として使われる街づくりにはなっていない。もったいない。せっかくの資産に着目する眼は自身が既に持つものを客観視する能力か。
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by noz1969 | 2007-09-12 11:53 | 野沢正光建築工房
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