新神戸駅周辺のこと

先日のブログの続きである。新神戸駅はきわめて特異な立地にある。どちらから進入してもトンネルを出ると駅がある。山の中の駅なのである。駅の北側が森だ。いつ行ってもこの森が気になる。見下ろすと渓谷である。流れが見える。。ほかの新幹線駅にない豊かさを見る。豊かな緑が光を受けて輝いている。神戸の入り口としてもっとこの立地を楽しい場所として生かせないか、そう思う。北の小さな平地に出られたら気持ちがいいだろうと思う。その割に建屋があまりにも素っ気ない。というか場違いなのだ。立地の特性、豊かさを全く考えていない。光の当たるそこに行きたいと思うが、かなわない。できの悪い工場のようなシェルターがそこにある。インダストリアルなそれであるのが悪いのではない、作為のなさが無神経なのだ。まあ、新幹線の駅の大方がそんなものではある。ただ新神戸駅は周辺のポテンシャルを取り込むと見違えるようになることが間違いがない。そんなことを思いながら駅周辺の徳光院、大工道具館をさまよったのだ。これらをもっと使えるのではないか。南のANAの閑散としたホテルコンプレックスのエスカレーターの駅に上るルート、これも利便としては意味がないわけではなかろう。ここが全く閑散としている、商業的に破綻していることがツーリストに見える。それがもたらす寂しさは神戸という都市にとりきわめて大きな負ではないかと思う。ここを含み領域を考えるべきであろう。老婆心ながら。
神戸入り口としての新神戸駅、駅舎のポテンシャルを生かした新たな都市計画、改修を是非お願いしたい。
by noz1969 | 2014-12-31 20:03 | 日記
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