園田高弘邸で第14回音楽と建築の響きあう集い

昨日は園田邸での 14回目の「音楽と建築の響きあう集い」があった。昨年の末ころに私が 「歌曲の会もあってもいいですね」と言ったらしい。そのことから、園田夫人が準備してくださった。シューベルト「冬の旅」全曲、演奏時間は70分を越える。今回は建築の話の時間は特に設けないこととした。バリトンは近野賢一さん、ピアノは小熊由里子さん、お二人の演奏はもちろんとてもよかったが、大きなホールではなく住宅の中でこの曲を聴くというなかなかない体験ができたことが特に良かったのではないだろうか。私は最前列に腰掛けていた。本当に私の目の前、一、二メートル先で歌われる近野さんの力に本当に引き込まれた。あっという間の70分、同じシューベルト晩年の歌曲をアンコールもしてくれた。その後ワインを飲みながらの歓談、今回初めてお誘いした友人たち数人とと吉村さん談義。皆初めての訪問に興奮しているようであった。園田さんとの話も楽しく尽きることが無い。
今回は奥村まことさんにも来ていただいた。まことさんは二度目の参加であった。先回は昭雄さんと二人での参加であったのだが。夕刻が迫る、幾分暗いあの室内を暖炉の火が明るく照らす。
帰途 林さん富田さん夫妻と奥村まことそれに私達でベトナム料理でのささやかな晩餐、こんな時間を楽しむことになったのも 幾分ほっとするできごとがあったからであろう。
by noz1969 | 2013-02-25 15:39 | 日記
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