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代田の町家

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坂本一成さんの37年前の住宅 「代田の町家」の新しい住まい手のための改修が終了、一部の方を対象に公開した。実に丁寧な原状への復旧がなされた。もちろん坂本さんの監修による。工事は元バウ建設のスタッフによっている。鉄板の一文字葺きの外壁は旧に復しシルバーになった。一枚一枚取り外し 塗られていた色をはがし塗るという念の入った復旧がされている。中庭の雨か座に打たれた敷石も磨かれ光る。今日はあいにくの雨天あったが晴天の日に見てみたい。住宅遺産トラスト」のかかわりがこのような結果となり本当にうれしい。巷での保存、再生事例の多くが商業に蹂躙されている。都合よく改修されているのだ。それにつき我々自身の多くがきわめて無自覚である。改ざんは後に禍根を残すに違いない。「代田の町家」は小さい事例ながら そうではない本来のかたちをみごとに実現している。そうすることを喜んでくれたクライアントにこころから感謝したい。
by noz1969 | 2014-11-29 14:00 | 日記

仙台

仙台で進行中の木造建築、ある建設会社の本社屋が竣工間近で今日出向く。あいにくの雨天。例により製材での架構である。かなりスリムなものになった。架構システムの合理化を山辺さんのチームとやり取りを重ねた結果である。効果をあげている。幼稚園などさまざまな中規模建築に応用可能ではないか。
木造ドミノ住宅をここを拠点に展開する。敷地内にはドミノのモデルが建つ。こちらはちょうど上棟を終えたところ。ここでゼロエネの実証実験を東大前研などをメンバーとするチームと二年間にわたり行う。復旧の一助になる活動が出来れば、と念じている。
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by noz1969 | 2014-11-26 16:13 | 日記

スパニッシュチェアヌメ皮 御名御璽

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相模原に家を作った直後に購入したモーエンセンのスパニッシュチェアである。20年以上経つ。巨大なヌメ皮の座と背中、この経年の変化はこのいすの特徴である。大分いい色になったとともにあちこちにしみ様のものも目立っていた。革は裏側でベルト状になっていてバックルで長さの調整ができる。座の前方のこの部分が数回切れていた。二度ほど接着剤と糸で補修したが、今回また切れた。そのときのために新しい皮を発注済みであった。意を決して交換した。まったく新しいヌメ皮に違和感ありだが、そのうちまたあめ色に変化することであろう。
(写真左が脱ぎ捨てられた旧の皮である、右は新たな皮をまとったところ)
by noz1969 | 2014-11-25 12:25 | 日記

田園調布鈴木邸と瀬田旧小阪邸

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週末 田園調布の鈴木邸のお別れ見学会があった。田園調布の開発時から建つ赤い屋根の住宅がついに除却解体ということだ。限定的に公開された時間に合わせ見学。もちろん洋風、設計者不明 田園調布駅舎と同じ建築家の手になるものか、との話もあるようだ。
ただこれが壊されるのは問題である。時代の証人。今後これを作ることは出来ないし仮に作られてもレプリカはレプリカでしかない。某住宅メーカーがこの家をコマーシャルの舞台としたという。そしてその同じ住宅メーカーがこの土地を購入開発する。壊すのである。なんという国、なんと言う話か。(写真左)

昨日は「世田谷トラストまちづくり」主催の連続講座で「住宅遺産トラスト」の活動について話す。私たちのほか清水建設の方が誠之堂など手がけられた保存移築について話す。興味深い内容であった。
会場は瀬田の旧小阪邸、国分寺崖線沿いは明治期以降別荘地であった。小阪徳三郎氏から寄贈され区が管理、公開されているもの。外観は和館だが離れのインテリアだけが洋風という珍しい趣向。こちらはきわめて健全に維持管理されている。(写真右)
住宅遺産トラストの仕事のこれからについて改めて考える。
by noz1969 | 2014-11-25 12:14 | 日記

展覧会「加地邸をひらく-継承をめざして」シンポ

昨日 加地邸近傍の一色会館=森山神社の集会所で加地邸についてのシンポジウムであった。加地邸は土日祝日開催だが連日200から300人の来館者。シンポジウムも多くの方に申し込みをいただき お断りに苦労したということだ。津村さんの司会で進行。井上さんの話、藤森さん、水沢さん、内田さん、私のコメント。1920年代から1930年初頭の建築を中心とした事象にまで話が及んだ。その後加地邸にてレセプション。春に収穫した加地さんの庭の梅で作られたジュースで乾杯。歓談。開催を支えてくれた葉山チームに感謝。
by noz1969 | 2014-11-17 11:10 | 日記

新建築11月号

愛農の掲載があります。ご覧ください。
by noz1969 | 2014-11-14 12:50 | 日記

大分 竹田にて

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プロポの結果一次審査を通過 週末の公開二次審査で大分竹田にいた。残念ながら次点であった。無念。
ただ、竹田の町はとても良い町であった。ここにもっとかかわることができたら、と今も思う。まちは周囲を山に囲まれている。町に入るとき、町を出るとき、必ずトンネルを通る、これがとても良い。バーデンバーデンのことなど思い出す。荒城の月の岡城、これが驚くほどの高みにあることにも驚く。さまざまな施策の結果か、豊かに人が行きかう。

長く訪れたいと思っていた白水ダムにももちろん出かけた。豊かな森に真っ白に見えるダム、ダムを覆う水の膜がうつくしい。組石。左右の形状が地形との関係で異なり結果、水流が見せる姿も異なる。何より自然の中に響く水流の音、景観に音がある。これを見に行ったのだと思えばこれはこれで良しとするか。
by noz1969 | 2014-11-06 07:24 | 日記