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世田谷区庁舎を巡るシンポジウムがあります

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5月29日(木)18時半から 世田谷区庁舎についてのシンポジウムが開かれます。世田谷区が17万人の人口であった頃 (1959,1960年竣工) 前川國男により設計され建てられた 区役所庁舎と区民会館は 前川建築の中でも極めて優れたものである、という方もいる名作です。が、目下あれこれあげつらわれ解体を目論む勢力があります。一部の見方では議員の大方、職員の大方がこの姿勢であるとも言われます。

今回のシンポジウムの参加者は添付の資料の通りです。私を含め行政とのやり取り=庁舎計画推進委員会検討部会(有識者アドバイザー会議)といいました。=では歴史的価値のある建築物を再生し残しながら新たに必要とされる新庁舎の整備を行うべし、との見解でありました。しかし行政のまとめた「整備方針」にはそれを正確に反映されたとは言いにくいものとなっているのです。何が何でも壊したいのでしょう。
古いものは壊すでは歴史的文化的視点が少しも無いではないか、と思うのですが、どうしたものでしょうか。50年間本格的な改修手入れがなされずに置かれたものが時代に合わないものとなるのは自明です。半世紀ほっておいて陳腐化させ、その度に新築、ということが今後も続けられるということはありえません。根本からそののことを考え直さなければならない という至極自明なことが経済?の論理で 通じない国は世界中探してもこの国ぐらいしかないのではないか、と憤ります。
時代の要請と歴史の意義を尊重しながら数十年ごとにきちんと手を入れ使い続けていくことこそ本来採るべき姿勢でしょう。区民会館を、庁舎を今日の要求に合うよう改修し使い続ける、そこにまず知恵を使うべきです。そして今日90万人近い人口を抱える(急速に人口減を迎えることも考えつつ)区政のために必要な新たに作られる庁舎、との調和を計る、これこそが採るべき方策であると思うのですが。
区長も参加します。是非御参加下さい。
by noz1969 | 2014-04-24 13:39 | 講演

ゆるがないデザインを学ぶ

先週の末、木曜と金曜の二日間、「ゆるがないデザインを学ぶ」と題した見学会があった。200人を越える参加者には驚いたが、参加者の数だけでなく中身も濃い集まりであり、盛会であった。八ヶ岳周辺のいくつもの別荘、住宅を見ながらパッシブデザインの継承を考えるという趣旨で、私の仕事も見学の対象であった。ほかに益子、秋山、故永田、堀部各氏の仕事を見せてもらいながら改めて自然の中に建築を置くとき、自然そのものの力のよって建築の良し悪しが決定づけられるのだ、ということを思った。建築に限らずその他のさまざまな人工物、たとえば看板や新幹線の高架橋などもそうだ。それらがあることにより景観が極めて悪くなる、そんな風景はいくらでもある、そうした風景を見るときに建築その他の人工物の無神経さと罪悪を思うことがある。高架橋などの巨大なものや、広がり続けた住宅地などにどのくらい有効かは心もとないが、人工物を敵視するだけではなく自然を強化することに拠る景観の強化も可能なのではないかな、と少し考えた。自然の中に建築を置くとき圧倒的なのは 起伏する地形と森だ。地形を注意深く再度つくる、強化する、森を計画する、強化するこれを意図的に行えば景観はいまの数倍整ったものになるのではないかと考えた。起伏する丘に裸形で建つ住宅は注意深く森に埋めるべきであろう。落葉の森でよい。見学したいくつかの住宅、そのたたずまいがそう教えてくれた。森は10年もすると見事にその姿を現す。ほんとうは景観を整えることを仕事とするひとびとがなにより必要なのではないか。
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by noz1969 | 2014-04-22 10:57 | 日記

和水町立三加和小中学校入学式

昨日和水町立三加和小中学校の入学式が挙行された。われわれ東京組は参加できなかったが 熊本の柴田さんが様子を見に行ってくれ、体育館で行われた入学式の写真とムービーを送っていただいた。小学校の体育館であるが、真新しいこの体育館で小中一緒に仲良く入学式を行ったようだ。むかし卒業式や入学式の季節、体育館が底冷えをしていたたまれないほどであった経験がある。太陽熱で暖房をしていることできっと快適であったのではないか。
今日からこの学舎が本格的に動き出す。これから しばらくは可も不可も色々な反応があることであろう。それを含めて楽しみである。
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by noz1969 | 2014-04-10 11:22 | 日記

LED照明のこと「炉端での話題」から

偶然見つけた「炉端での話題」というブログのことである。以前ここにオーエムソーラーについての好意的な記載があったことを紹介した。。このサイトを再度なんとなく見ていたらLED照明の発熱についての記載があった。なるほどとおもう内容なので問題提起?として再掲させていただくことにした。
「炉端」さま 勝手ですいません。
器具がおもうほど長持ちしないこと、どころか白熱球に劣る寿命で切れたことがあったことや、密閉器具での使用がアウトである旨の記載があることの不審に納得がいく。電力供給の100年のインフラも劇的に更新されなくてはならないのである。

以下再掲

個人的にはLED照明器具は将来の照明設備として優れた存在であると考えている。そのために電気器具店を訪れる機会には、点灯している電球型LEDの根 本部分をさわり、発熱状態を確かめている。この根本部分が熱く感じることが多い。機器によってはさわれないほどに熱いものもある。ここが熱いことは、電気 エネルギーが熱として損失しているからであり、機器技術の未成熟を伝えるのである。
 少しばかり解説を試みよう。
日本国内の家庭内の照明に供する電力配線は交流100ボルトである。一方LED単体に供給する電圧は、直流2ボルト以下である。LED単体の供給電圧とす るためには、交流100ボルトから低圧直流に変換するための変換回路機器が必要である。これが電球型LED照明器の根本部分に組みこまれており、発熱の原 因となっている。

 一般家庭内に低電圧直流配電が存在すれば、このような発熱を伴う変換回路は必要なく電気エネルギーの節約になる。省エネに向け家屋全体にわたってLED照明とするためには有効な設備である。
 低電圧直流配電はそれ以外にも多くの利点が生じる。およそ電子機器は全て低電圧直流給電でまかなうことができる。テレビジョン、パーソナルコンピュータ は言うに及ばず、いま家庭電力コンセントと機器に繋がる電子装置との間に電圧変換器を挿入する機器は全て低電圧直流電源から供給できる。
 それでは、どのくらいの電圧の低電圧直流配電がよいだろうか、と問われるであろう。
 これに対する筆者の答えとして、プラス・マイナス6ボルトの三線式配線が適当ではないかと考えている。三線式配電の両端電圧は12ボルトとなる。
 この低電圧配電に蓄電設備を付設することは容易でしかも安価であり、かつ耐震性の備えがあれば、かっての3.11大地震で電力供給が途絶えたような状態が再来したとしても照明に窮することはない。テレビなども使えることは言うまでもない。
 現在は、やや後退気味と思える太陽光発電設備に関しても述べておこう。太陽光電池の端子電圧は数ボルト程度と低いこともあって、現在は電力会社への売電 のために、高い交流電圧に変換しなければならないから、別の設備投資が必要である。この設備投資も高額である。低電圧配電との変換は必要になるかも知れな いが、はるかに低額な投資設備で充分であろう。
 将来、外部から電力を補うためのプラグを備えたプラグイン・ハイブリッド・カーが普及すれば、自家用の太陽光発電電力によりマイ・カーで地域活動ができることも想像できる。

 いまから新築を考えておられる方は、将来低電圧直流配電が普及することを考えて配管ダクトなどを設置しておくことをお薦めしておきたい。
 さらに言えば、ハウス・メーカーはLED照明器具の製造元とタイアップして低電圧専用の照明器具を開発・販売することも実施しながら、低電圧直流配電を設置し、将来の日本国の省エネに対して踏み込むことを考えるのはいかがであろう。
 関係のある業界は、低電圧直流配電コンセントの形状などを含めた設備基準の設定も重要な課題であることをつけ加えておきたい。led
by noz1969 | 2014-04-01 13:22 | 日記