<   2010年 12月 ( 13 )   > この月の画像一覧

日経アーキテクチュア

日経アーキテクチュア最新号に先日の野沢講演記事が掲載されています。
是非お手にとりご覧になって下さい。
e0079037_17143313.jpg

日経アーキテクチュア 2010 12-27号
by noz1969 | 2010-12-24 17:14 | 本・DVD

松浦武四郎と一畳敷

先日 川崎毅さんの個展の最終日に出向いた。川崎さんの展覧会は大阪、中ノ島の東洋陶磁器美術館でも特集展が行われている。例によりたくさんの家型が組み合わされたものだが今回はいっそうダイナミックな印象である。
道すがら京橋駅に近いINAXブックショップに立ち寄り、ギャラリーでの展覧会を知る。「一畳敷展」とある。松浦武四郎の最後の書斎という。北海道の地図、様々な野帳や著作、などにより彼のなしたことを知った。そして復元された一畳敷がある。様々な古木で作られ本当は武四郎とともに大台ケ原で灰になるはずであった建物。移築を繰り返し今、三鷹ICU敷地内にあるという。実に面白い体験であった。このギャラリーの展観の中でももっとも優れたもののひとつであろう。其の上 武四郎の記念館が生誕の地の近く、伊勢中川駅の近傍にあるということも知った。中川は愛農に行くおり何度も乗り降りした駅だがこのことを知らないままであった。機会を見て記念館も訪れたいと考えた。銀座にお出向きの折は是非。2月19日まで。
by noz1969 | 2010-12-24 12:07 | 日記

愛農の記事

日経アーキテクチュアの最新号のニュースにわれわれが行った愛農高校の減築耐震改修+屋根集熱と外断熱施工による温熱改善のプロジェクトが取り上げられている。日経アーキが新聞社的メディアであり取材後内容についてのこちら側のフォローが無いものであるのだが内容は極めて冷静である。こうした報道により、知恵を絞った様々な試みが各地に広がることを期待したい。開口部に無骨なブレースを入れるだけの知恵ではあまりにもさびしいではないか。人口は減じつつある。減築、コンバージョン、再生により建築を再度整える、このことがこの国の風景を重層的で体力のある より豊かなものとし、過ってここにあったはずの豊かな景観を再生するはず、そう思いたい。
e0079037_1711237.jpg

日経アーキテクチュア 2010 12-13号
by noz1969 | 2010-12-19 21:58 | 日記

信濃境の住宅

信州と甲斐の国の境、「信濃境の住宅」が上棟した。週末に上棟の式。
コンクリートの基台の上に木造が載る。寒地である。断熱やヒートブリッジ対策など熱的構成にも注意を注ぐプロジェクトだ。今日は12月の半ば、一番日が短い季節、八ヶ岳には雪は無いが甲斐駒ケ岳の山頂は白い。敷地には案の定季節の風がある。ただ立ち木がそれを和らいだものとしている。過去に人が住みついていた長い時があり、その流れを感じる集落の中の土地は別荘地などと比べ不思議に豊かである。
地表から見るコンクリート片もちのスラブが張り出す一階部、その上の木造架構が輝いて見える。構成が吉村さんの軽井沢に類似していることに驚く。設計を進める中でその考えはまったく無かったのだが。木造部の架構は今回もちょっと新しい工夫をしている。
この仕事の協働者、稲山さんが先日現地でチェック、「良いですねぇ」といった。今回は小泉さんに仕事の一部をお願いしている。これからの協働をにらみ家具と設えを一緒に考える試みである。
e0079037_1731029.jpg

e0079037_17311185.jpg

by noz1969 | 2010-12-19 17:33 | 日記

ムサビ バーチカルレビュー

ムサビに出向く。一年生から三年生までの課題を通して見る。ただし各課題の優秀作数点に限られる。三年生はスタジオごとの異なる出題であり各々の課題に指導教官の個性がおのずから現れる。四谷駅を広場とするという長谷川浩己さんのスタジオの課題が面白かった。いろいろな可能性のあるサイトだ。が、学生は今一歩こなし切れない印象。土屋公雄さんのスタジオは土屋さんが企画を担う松戸のアートプロジェクトに実作を共同で製作するもの。共同の作業に関わった学生に大きな経験を残したのだろう。「地域の人々との応答に工夫の余地が残る」との学生の話に共感する。一年生もグループでのキャンパス内での「居場所」の実作、作品自体はすでに解体され映像によるプレゼではあったがこれもどれも興味深かった。ほかに二年生の課題木造駅舎とムサビのアトリエ計画があった。ゲストクリティークが新関謙一郎さん。彼の講評が極めて丁寧で的確であることに共感した。そして中国、韓国からの留学生の作品に勢いが感じられ見るものがある、そう考えた。
by noz1969 | 2010-12-19 13:30 | 日記

板橋区立美術館にて

板橋区立美術館に初めて行った。成増駅から北へ、赤塚溜池公園にある。小ぶりの丘の雑木の枝々が黒い。葉が落ち、地面に複雑なその影。その先に比較的小さな美術館がのぞく。展示は「福沢一郎絵画研究所展ー進め!日本のシュルレアリズム」というもの。20世紀検証シリーズNo2とタイトルの頭にある。福沢一郎の画塾に集まった画家たちの仕事とこの画塾を開いた当の福沢の仕事を振り返るもの。この画塾には実に多くの人々が糾合したことを知る。そして副題にある日本のシュルリアリズムが時代の空気と大きく重なっていることも改めて知る。入り口正面に福沢の牛の大きな絵。解説を読みながら見る。彼らへの弾圧の傷跡が痛い。画塾は黄金バットの加太こうじ、多くの怪獣を作り出した高山良策など意外な広がりさえ見せる。
友人、真鍋弘のお父上がこの画塾の主要なメンバーであったこと、彼の父上の絵を一度見たいと以前から思っていたことが出向いた理由であった。彼の絵画は4点出品されていた。緻密な精緻な画面が見るものをひきつける絵であった。描かれた様々な具象は編み物のように複雑な図像を作り出している。重い、しかし充実した楽しい体験だった。
展観は1月10日まで。
by noz1969 | 2010-12-19 13:11 | 日記

OM既存改修の試み

オーエムを使い既存住宅を耐震化とともに温熱改修をも行おう、という実験が進む。昨日其の会議の忘年会が奥村さんのアトリエを借り開かれた。詳細は迎川氏のブログにあります。ご覧ください。
by noz1969 | 2010-12-15 13:32 | 日記

信濃境の住宅

先週末、建設中の信濃境の住宅の現場に行ってきました。
まわりの山々は雪化粧をしていて、冬を感じます。
壁下地、屋根下地と着々と工事が進んでいます。


e0079037_2233681.jpg


屋根の上に乗る空気式太陽集熱換気システム(OM)の下地。
トリプルガラスの木サッシも取り付きました、寒い中で一役かってくれる優れものです。
e0079037_2232832.jpg


e0079037_2231930.jpg


by noz1969 | 2010-12-13 21:33 | 野沢正光建築工房

雪国ドミノに双子

数ヶ月前 十日町のFホームの設計チームAさんから雪国ドミノが竣工した旨の知らせがあった。所用にあわせ昨週末 新潟に出向く。モデルハウスのまったくの双子。敷地は十日町からはかなりの遠方、新発田市のとなり聖籠町の海沿いの分譲地であった。敷地形状も瓜二つ、南向き、敷地に振れて建っているところもそっくり。その上、地元のひとの話として「海からの北西の烈風に対して見事な配置である」とのことだ。「何よりそっくりに作ってくれ」ということであったと聞く。こうしたこともあるのだと、あっけにとられる。クライアントの厚遇を受ける。
今回はレーモンドの新発田カソリック教会(1965)がおまけ。懸案の建築を見る機会となった。この頃のレーモンドの木造教会の代表作のひとつだろう。円形六角の塔部の架構が主題。それが背後でRCレンガ貼りの壁に切り取られる。塔に連続する半円部が拝廊、半世紀ほど以前と同じ椅子が円形に並ぶ。エントランス部は此の先に低く伸びる。この部分は屋根がHPシェル状となる。複雑な形状、プランも「人型」のように見える。
牧師館も見せていただく。こちらは二階建て、以前のレーモンドの切妻のシンプルな木造建築、たとえば麻布の自邸+アトリエを思い起こすもの。ふすまによる区画、もちろん障子がある。窓下の床に鋳物のおおきなグリル、下にラジエターが仕込んである。吹き抜けの階段室が大きく特にレーモンドらしい設えであった。
今年の新潟は雪はまだ。しかし雲の動きが早く、時折の驟雨。約束の時間まで教会の庇下で雨宿りをした。
Aさんの車で10年ほど以前にできた「潟博物館」青木淳に立ち寄る。初見参である。建築学会賞受賞作。面白いパズルが解かれている良くできた建築であった。Aさんのごひいき、海沿い、松林のなかにポツンとあるギャラリーで記念にちいさな鉢を買う。
この間に本来の業務、JIA環境建築賞の候補作品の現地審査を行った。これもとても面白かった。
e0079037_21133893.jpg

e0079037_2117847.jpg

e0079037_21173157.jpg

e0079037_21181024.jpg
e0079037_2118442.jpg

e0079037_21195611.jpg

by noz1969 | 2010-12-13 12:15 | 日記

安城のドミノが竣工

阿部建設の木造ドミノ住宅が安城の区画整理事業に伴うエコタウン内に竣工した。週末の土曜にまち開きがあったが所用ありで欠席、昨日曜に出向いた。ドミノ研、迎川氏同行。区画整理事業においては宅地の施工に伴い地権者が一時的に居住するための住宅を必要とする。それを安城市ではエコ住宅体験を伴うものとすることを考えプロポーザルコンペとしたのだ。快晴、多くの見学者があふれている。建ち並ぶ数棟の住宅のなか比較的小ぶりな阿部さんのドミノは直射の日射とオーエムの集熱により快適な室温を維持している。。見学者が多く出入りが激しい。ということは建具が開いている時間が極めて長いなかでのこの環境は無暖房の実現を保障していると考えていいだろう。快晴無風の気象状況のなか、ほかの住宅は室温が一定でなくしかもエアコンの音がしていたものもあったのだ。生活しながらの様々な指標を比較することでドミノの優位がはっきりと現われるのではないかと思う。その後豊川に。イトコーさんのモデルハウスを見る。伊藤さんと豊橋市内で食事懇談。帰朝。
e0079037_12571050.jpg

e0079037_12572378.jpg

by noz1969 | 2010-12-06 15:01 | 日記