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新聞掲載

立川市役所新庁舎が新聞に掲載されました。
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毎日新聞 (2010/5/7)
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読売新聞 (2010/5/7)
by noz1969 | 2010-05-17 23:02 | 立川市庁舎

立川市庁舎開庁

市庁舎が昨日、執務を開始した。開庁を控え様々な業務があったが、何とかそれも収まり無事の仕事始めに見える。引越ししたばかりの市役所スタッフには戸惑いも多いだろう。昨日の午前、庁舎のあちこちでひとびとの様子を見せてもらった。一望できるアトリウム周りの環境は低層大平面の可視的であり、わかりやすく初日のせいもあるのだろうが、さすがこれほどの多くの人が三層にわたり行き来するのを見渡すと感慨が沸く。屋上は未だに認知度が低いのかあまり人が出ていなかったが、西側のテラスはあちこちに人々が集まり椅子に腰を掛け話している。目の前の道のまばゆいばかりに美しい新緑がその背景である。いくつものああすればよかったとの思いが無いではないが、多くの人によりこれほどの大きさの建築を造ることには必ずそれはあるのだろう。そう思うことにする。何より関わったそれら人々に感謝する。これからはこれをどれほど見事に運用することができるかにかかってくる。
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by noz1969 | 2010-05-07 12:10 | 立川市庁舎

オーストリア・スイス木造建築研修旅行 第4日目-2

3月24日 その2

続いてコンクリート基礎、階段質はPCでほかは木造パネル工法による集住を見学する。基礎部分は最も時間がかかるが、木造部分はおよそ3週間で立ち上がる。工場で壁や天井のパネルを製作して組み立てるパネル工法で、シーリングと外壁は現場で行う。外壁はパイン。
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各戸にどこが構造壁か示した図や換気扇のダクト図などいわば家の取扱い説明書を配布する。建物の構造を理解してもらう他、どこに下地があって絵をつるす釘をうてるかなど情報を共有するためである。
22度~23度の低温の温水床暖房をしている。換気扇は3段階でほとんどは2で人が多く一気に換気したいときは3を選択し、3にしても1時間で2に戻る設定となっている。バスルームの天井に熱交換器を吊り、各部屋にダクトを分岐させている。分岐点ごとにサイレンサーをつけている。熱交換器は下からメンテナンスできるようになっている。屋上にセントラルの換気システムがあり、各戸に別々の換気扇を設ける。
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低所得者層向けの住宅で家賃7.25ユーロ/㎡。暖房、給湯、車1台も含み、電気代は別途で、世帯ごとではなく、全体を面積で割って清算する。223部屋あり、多くは65~75㎡で中には90㎡のものもある。国からの補助は650ユーロ/㎡。
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ソーラーパネルは温水と暖房に使われており、温水は太陽熱で55~60%回収できている。屋上のヒーティングシステムはコンピューター制御しインスブルックの事務所で管理しているので何かトラブルが発生した場合は住民より先に事務所で発見できる仕組みだ。屋根のシステムから蒸気がパイプを通って膨張器に入り、温度が上がりすぎるとストップするする仕組みになっている。
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施工期間は、現場打ちコンクリートが11月から12月で木造のパネル構造を組み立てるのに1.5週間。42世帯分で630万ユーロ(17世帯)+380万ユーロ(25世帯分)で1800ユーロ/㎡。(駐車場の面積を含む。キッチン、お風呂も入り、設計料も含む。)市では1世帯2台駐車場を確保することが決まっており、外部のほか地下に52台駐車できる。
天井はインテロのようなスマート気密シート、壁は通常の気密シートを使用。
2階床下に配管転がし。
オーナーはディベロッパーのプロジェクトマネジメントで法人として経営して住宅を貸している。インスブルック市とチロル住宅局が50%の資本を投じた組織で、年間15500世帯アパートを建て、年間1800万ユーロ新築しているオーストリア最大のディベロッパーである。フライブルグ、フランクフルトなどドイツではすでに学校をパッシブハウス基準で作らなければいけない。この建物のエネルギー消費量は13kwh/㎡・年。PHPPプログラムではないヨーロッパ仕様の評価を使っている。パッシブハウス基準ではないが今後基準を満たすことは容易いだろうとのこと。
www.schafferer.at

ウルフ・ガング・ファイスト教授のレクチャーをうけるため、インスブルック大学へ移動する。
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大学のロビーではパッシブハウスの研究用に石造の既存建物の断熱改修用の壁、先ほどの集合住宅で見た外壁まで出来上がったパネルの壁など、いずれも吹き込み断熱の工程以外は工場で製造されたパネル工法の実大模型が置かれている。
A:既存の石造壁→気密シート→I Beem(このフレームに断熱材を吹き込む)→防風防水シート→ルーバー(外壁)
吹きこみ断熱の区間の継ぎ目には空気は逃げて断熱材を通さないシートが入っている。
B:既存の石造壁→OSBボード(断熱充填)→ソフトウッドボード→左官仕上げ
OSBとウッドボードが断熱部分で365mm厚。ウッドボードは直接、左官塗りできる素材である。
C:既存の石造壁→気密シート→I Beem 340mm→防風防水シート→どうぶち→プラスチックでできた外壁用のパネル(価格は高い。)
サッシをつけるのは断熱範囲内に設ける。1に熱移動を避け、2に太陽熱を入れるにはあまり奥だと陰になるためである。(藤村)
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C
by noz1969 | 2010-05-02 18:59 | オーストリア・スイス研修