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住宅建築 園田さんの家

園田邸での音楽と建築を楽しむ会が続いている。それに呼応し今月の「住宅建築」が園田邸を取り上げ特集記事にしてくれた。もう書店に並んでいる。私が文章を寄せ、園田夫人へインタビューをし、林さんが会の意図を話している。この機会にと私の事務所の圓山が家具の実測をしそれも掲載されている。盛りだくさんである。手にとって見ていただきたい。盛りだくさんの結果、文字が小さくなっている。字数を削減したほうが良かったなと思わせるページ構成となったが今更仕方が無い。
建築を作る事とそれを見ること、そして見て考えること、これがともに重く、しかし実に楽しい。言うまでも無くこれが深く連関してもいる。特に住宅を見ることのできる機会は極めて限られる、そのうえ残念ながらこれまで住宅の寿命は極めて短い。つくり考えるためにも建築が長く使い続けられ、いつまでもある、このことを是非、普通の事としたいと思う。
by noz1969 | 2009-04-21 22:16 | 日記

国大、芸大

昨週半ば、横浜国大三年生の今年最初の授業があった。昨年の夏から改修工事に入っていた建築棟が装いを新たにしている。40年ほど以前に建築された建物はもちろん今日的要求にこたえるものではなかった。今回の改修が8階建ての校舎の南外壁すべてを緑で覆うものであったのは今日の課題を素直に表示しているといえるのではないか。屋上が利用可能になったのも多彩な場を作ろうという合意によるのだろう。内部も大きく改修されていた。壁面緑化はこの研究をするこの大学の研究者にとっての実験フィールドでもある。結果が期待される。
そして今日、芸大、大学院の授業に赴く。久しぶりの上野、荒天時折の雨、緑がまぶしい。もちろんこの春、初めて大学院からここに来た学生もいる。新しい環境で深く学んでほしい。歴史の重なるここで。美術系大学の建築学科が持つ優位は必ずある。そしてそれはキャンパスにある様々な刺激、特にそれに取り組む君たちと同世代の人たちにあるのではないか。彼らとの応答がきっとここだけの経験となる。
by noz1969 | 2009-04-14 22:42 | 日記

アンドレアさんを祝う

昨夕、世田谷区民会館集会室を会場に彦根アンドレアさんのJIA環境建築賞最優秀賞受賞と出版を祝うパーティがあった。八幡平のピーエスを訪れたのは昨年の夏の終わりであった。十数年を経た建築のこの賞への応募は初めてであり、経過した時間とこの建築が先んじて獲得していたスタンダード、この二つともに共感を思った。この建築を一冊に纏めた書籍もすばらしいできである。会場には友人が多数いた。アンドレアがこの世田谷区民会館で今回のパーティを催したことを素直にうれしいと感じた。区民が様々に工夫し地域での集まりを頻繁にし、集まりを楽しみ、コミュニケーションを図る、そうすることが公共の施設をより使い勝手の良い、親しみのあるものにする。そしてそれが改修の質を上げひいては使い続けることにもつながるのだろうとも思う。安易で拙速な「解体」を取りやめ、「再生」を選択する、そのために必要なのは使い手の意思であるのかもしれない。
by noz1969 | 2009-04-05 10:03 | 日記

船橋ボックス

文京区向丘にある宮脇檀の「船橋ボックス」が解体される。その前に一度、ということで今日公開された。竣工から34年ほど経つという。コンクリートの単純なファサードの中に木造の設えがある。スケルトン+インフィル、オープンビルディングの気配のある住宅である。エントランスからすぐに階段の吹き抜けがあり盛大なトップライトかrら光が降る。「ボックス」シリーズのひとつ。都市的環境にたいしコンクリートの殻で護り、内に木造を仕立てる、コンセプトに素直な姿が好もしい。跡地には中層の賃貸マンションが建つらしい。宮脇さんが没して10年が経つ。
by noz1969 | 2009-04-04 18:20 | 日記