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長池へ

所用あり長池へ。秋の景色。ただ夏の緑が残る。建物は指定管理者制度のおかげであろう、極めて活発にしかも綺麗に使われている。長池公園全体をNPOを主体とするグループが管理している。ロビーでは福祉作業所で作られたものなどの販売もされていてにぎわう。今後の管理体制と管理計画の策定に向けた相談をする。
あちこちを見て回る。西北面の外壁の緑化がすごい。セラミックブロックの壁一面が植物に覆われている。西日を長く受ける場所である。その結果がこの繁茂なのだろうがそれにより大いに直射熱をさえぎっている。緑の厚みは30センチほどもある。屋上はススキの原である。もうここは秋だ。
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by noz1969 | 2008-09-27 17:24 | 日記

住む。

今号の「住む。」は集合住宅に住むことを特集している。本誌がこれほど大規模に集合住宅を扱うのは初めてではないか。求道学舎、狭山ハイツ、外国事例の紹介や団地再生の記事がある。これら記事は私が紹介し関わりを話をしたものだ。集合住宅が本来、長く使い続けることのできるエコロジカルなものとしてある。そのことの意義はとても大きいはずだ。集合住宅を工夫し時々に改修を施し時に合うものとすることは建築の楽しみであるはずでもある。「住む。」という暮らしを考え提案する等身大のメディアがこうした特集を組むことを喜ぶ。大学で学生に聞くと彼らのうちかなりの比率の学生が集合住宅で育った経験を持つ。彼らには私たちにないそこで暮らし育った中での独特の知恵があるのではないか、今はすでにそうした時代なのである。
by noz1969 | 2008-09-22 20:02 | 本・DVD

たて続けに

INAX出版から「ハウジング フィジックス スタディーズ」が送られてきた。環境とデザインの現在 7つの住宅、7つの可能性、とサブタイトルにある。小泉雅生さんらがJIA環境建築賞をきっかけに組織したハウジング フィジックス デザイン研究会の連続シンポジウムをまとめたものだ。このシンポジウムで五十嵐淳さんが話された折、呼ばれ会場からコメントした。その採録がお送りいただいた理由である。最近のメディアを賑わす比較的若い建築家が自作を話しそのビルディングフィジックスを語るもの。五十嵐さんの回では北方研の鈴木大隆さんの話もあった。こうした視点でこれ等建築家の仕事を読み、考えることが普通になってきつつあるのかもしれない。喜ばしいことと思う。

もうひとつ、難波和彦氏、千葉学氏、山代悟氏、東大建築デザイン研究室の編になる「建築家は住宅で何を考えているのか」PHP新書、が届く。こちらは住宅に託された意思,理念、世界観とは、と帯にあるとおり、最近注目される住宅を主題ごとに解説するもの。なかに「住吉の長屋」「塔の家」などの古典?もまじる。エコロジカルな住宅の項に「相模原の住宅」が掲載されている。難波和彦氏のコメントがある。コンパクトな新書版。カラーページが多く比較的廉価、手に取りやすい。今日の住宅総覧とでもいうべきもの。
by noz1969 | 2008-09-22 12:02 | 本・DVD

建築学会大会

広島大学で建築学会の大会である。広島市内からバスで延々東へ行ったところに会場の大学がある。斉藤公男さんの主導、「アーキニアリング」についてのパネルディスカッションに出席。環境条件の精緻なシミュレーションへの道筋は合理という橋で構造力学がこれまで試みてきたサイエンス、言い換えれば、ミースファンデルローエのいう「レスイズモア」と繋がるものである、との話をする。
午後、国大、北山さん等と三分一さんのご案内で彼の建築を見に行く。おたふくソースの建物、そして屋上緑化の歯科医院を見る。特に歯科医院に共感、プログラムに同意。
明日はデザイン発表の講評者の役割がある。学会はトンと用がなかったが、今年はあれこれと忙しい。明日は残る時間で基町団地、平和聖堂を見よう。

翌日のデザイン発表会「環境の視点から」で私は計4つのセッション、各々6ほどの発表を聞きコメントをし、総評を考えることを4時間にわたり行った。登録は住宅から改修、ハイテク企業研究所まで様々なものであった。様々であることが刺激に満ちている。特に今回、改修事例が目立つ。改修を勇気を持って行うことを保障する技術、工法が急速に社会の中に現れているのであろう。私が顕彰した三作品のうち二つがそうしたものであった。建築が劇的に変わる、新築のみをメニューとしない健全な時代の到来、その予兆を感じる。
by noz1969 | 2008-09-19 19:17

武田武人展

昨日から白金のTRYで武田武人展が始まった。ちょっと覗く。つきあたりの壁に数枚のブルーの大き目なタイル,中央の台に30センチほどの高さの壷が十数点、振り返った側の壁沿いに中ぐらいの大きさのゆるく湾曲した角皿が並んでいる。壷と皿はその多くが白地に黒っぽいイスラミックなパターンが丁寧に描かれたもの。会場の印象がとてもいい。武田の体調もいいらしい。何より嬉しい。個展は10月4日まで
by noz1969 | 2008-09-17 11:23 | 日記

村野展

昨日昼休み汐留へ。海外での村野藤吾再評価の動きがあるらしい。アマゾンで出版のニュースを見たように思う。
さすが展示は充実している。村野のメモ用紙や紙ナプキン、新聞のはしに書かれたスケッチは知っているのだが図面を見る機会は無かった。平和聖堂からプリンスホテル、千代田生命、日生劇場など硬い鉛筆で一枚のトレペに姿図から詳細までが書き込んである。そのうちの何枚かはきっと原田順さんの手になるものではないだろうか。原田さんには数度お目にかかっている。懐かしい。今回は特に日生劇場についての展示がきめ細かい。

以前NTT出版より復刻刊行された「随筆 船」は船舶の設計家として「あるぜんちな丸」など戦前の大阪商船が送り出した名作を多数手がけた和辻春樹、和辻哲郎の兄、の手になる名著だが、ここで若き村野をインテリアデザインの担当者としたことが書かれていた。今回この展示も多くなされている。必見。
by noz1969 | 2008-09-12 11:36 | 日記