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宮崎学 クマのすむ山

 先日いわむらさんのところで会合があった。あれこれ今後のことについて話し合ったのだが、それはそれとして、机の上の写真集「クマのすむ山」の表紙に引き付けられた。クマが三脚上のカメラを握りいかにも撮影する形なのである。内容は実に面白い。人と近いところにまでいかに多くクマがいるのか、それがなぜなのか、が記録されている。本当に驚く。今森光彦さんもそうだが自然を対象にする写真家の成果は時に研究者を軽々と越えている。
 以前宮崎さんが「いわむらかずお絵本の丘美術館」で展示をした。その折、全国の「からすの巣」を撮影していることをはなし、絵本の丘でも松の木高くするすると登っていき「そばに牛がいますね、巣に牛の背中の毛が使われている」と話し、また「都会の巣は洗濯やのハンガーとタンポンでできている」とも話していた。ひとが自然を侵食し自然が人を侵食する。からすの巣の本はいつ出るのだろうか。
 「クマのすむ山」を調べる中で「クマ出没情報ブログ」に行き当たった。こんなブログがあるのですね。
by noz1969 | 2008-06-30 13:27 | 本・DVD

MONOCLE  issue15volume02 

さてMONOCLEである。数日前の刊行、青山ブックセンターでは平積みであった。評判のほどがわかる。
住みやすい都市ランキングの特集が組まれている。東京が第三位??である。
さて肝心のわが建築の記事はDESIGN DIRECTORY 2008という別冊にある。室内の写真がないのが残念ではあるが紙面を大きく占めている。

この年間10冊という雑誌、ヨーロッパではよく見かける。手もとにあるものではドイツ版のDETAILがたしかそうだ。(ただしこれは現在KONZEPTという別冊扱いが2冊刊行されているので12冊ではあるが)正月前と盆、印刷所が休みになる折に編集部がてんてこ舞いしているのを思い出す。年10冊刊行は特に日本で考えていいペースだろう。
by noz1969 | 2008-06-24 18:13 | 本・DVD

朝倉書店

先日の「建築製図」が朝倉書店の出版物であった。朝倉書店というと硬い理系の出版社という印象である。コラムひとつだけの執筆でありやり取りであったがももちろん印象の通りであった。じつにカタイ。縁ができたことをきっかけにHPを覗いてみた。そこで「形の科学百科事典」なる大部の書籍を発見。購入した。
名前の通り、学際的横断的学会である「形の科学会」の手になる。巻頭の執筆者リストだけで4ページ、総ページ数900、定価35000+税 なかなかの重量級。こうした出版ができるのも朝倉書店ならではであろう。それゆえカタサも実に貴重と感じ入る。
by noz1969 | 2008-06-24 17:46 | 本・DVD

減築はじまる

ライネフェルデでの減築を紹介して数年になる。私がこれを記事としたのは、日本建築センターの「らぴど」と言う冊子であった。(2002年 No10)
6月21日の「朝日」に水戸の中学校での減築事例が掲載されていた。少子化によって教室に余裕がある、しかも耐震改修はしなくてはならない、この両方を減築によって片付けた事例である。4階建が最上階の一階分が撤去され3階建となっている。記事はこれに学んだ大阪の例にも触れている。ここでは4階建を2階建に減築したとのこと。大胆にもここでは二分の一にしたことになる。両者ともコストの面での優位を説明している。団地より先に学校校舎で「減築」が普通のことになりつつあるのかもしれない。
ホームページ、ARCHIVESに「らぴど」掲載「「減築」ということ」を再録した。

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by noz1969 | 2008-06-24 10:52

東京中央郵便局シンポジウム

先日 当ブログで紹介した東京中央郵便局の件である。シンポジウムが6月30日(18時―20時)建築学会ホールにて開かれることとなった。出身地富山のテレビ局が製作し北陸地区で放映された吉田の足跡をたどる番組もそこで観ることができるようだ。これも力作と聞いている。多くの方の参加を期待したい。
by NOZ1969 | 2008-06-18 14:43 | 野沢正光建築工房

ホームページ刷新

野沢正光建築工房のホームページを刷新しました。
by NOZ1969 | 2008-06-17 20:55 | 野沢正光建築工房

大橋富夫写真集 日本の民家 屋根の記憶の出版

1960年代の日本の民家を若き大橋富夫さんが撮影していた。半世紀を経て懸案の写真集が出版され昨日記念のパーティがあった。まだパラパラとページを繰るだけしかしていないのだがすごい。収められた「屋根」をみるといかに豊かで手数と思いのこもった景観がこの国の各地にあったのかを知る。大変な資料である。安藤邦廣さんの文章がつく。原さんが挨拶で「70年代に離島を中心に歩いたが、遅かった」と話していた。ここにいたる道について考えざるを得ない。
by noz1969 | 2008-06-13 18:50 | 本・DVD

グレン マーカット展

ギャラリー間で昨日オープニングがあった。ドローイングの本と写真を主にした作品集の二冊が展覧会に合わせ出版されている。ギャラ間も今回特に力を入れている。既によく知られたことではあるが実に書き込まれた図面である。それが大きなパネルとして展示されている。会場、比較的年齢の高い関係者を見かける。手書きの図面に感嘆している。オーストラリアは大きい。その気候も様々なのであろう。グレンマーカットの住宅を見るときっと極めて良好な気候に立っているのであろうと思われる。ひとりで設計している、とのことにも驚く。パーティ会場にはオーストラリア首相婦人が列席、スピーチ。後で挨拶にたった原さんがその内容を褒める。大使館上げて今回のイベントをサポートしている。
by noz1969 | 2008-06-12 13:34 | 野沢正光建築工房

産業遺産 英国

増田彰久写真展、世界遺産-英国産業革命の精華-が例の東陽町竹中のギャラリーで催されている。芸大の帰りに覗く。案内のはがき、ポスターはモノクロームのアイアンブリッジのディテールである。会場の入り口に巨大なフォースブリッジの写真がある。ほかにロイヤルアルバートブリッジ、メナイ、クリフトンなどの橋が会場の入り口近くにある。これら橋は周辺の自然が保全されていることによってきわめて美しい。ほかに数々の駅、閘門、灯台、温室、工場、ドック、ポンプ場など。150年の遺産を自慢の資源として景観の整備をしている国。そうなるはずのものを別の短期でセルフィッシュな都合によって破壊する国。一方はそれらがあることによる重層的景観が国土を豊かなものとし結果として観光客を呼ぶ。もう一方は景観そのものが厚みを作らない。そしていつも散らかるだけだ。なにやら、そこに住む個人の家の室内の風情とよく似ているような皮肉な気がする。この国の歴史は長い。重層する景観的資源の厚みは引けをとらないはずだ。ただ近代の営為に対する尊敬がまったく無い。またもや中央郵便局が頭をよぎる。
by noz1969 | 2008-06-11 20:31 | 野沢正光建築工房

MONOCLE

先日当ブログで「那須の週末住宅」の外国雑誌の取材がありスタッフ等が立ち会ったと(5月22日付)書いた。その取材誌がMONOCLEという英国の雑誌である。この記事が掲載される最新号は早晩刊行されるであろう。MONOCLEは二年ほど前に創刊された比較的新しい雑誌であり東京にも拠点がある。そのスタッフがこの木造住宅に大変興味を持ってくれたことが今回の取材のきっかけであった。私へのインタビューはこれもうおがし銘茶で行ったが、ここにも同様興味を示してくれた。
さてそのMONOCLEだが、週末土曜の朝日新聞オピニオン欄「異見新言」に「雑誌の未来、編集者の顔を取り戻せ」との記事を寄せた仲俣暁生さんがMONOCLEにきわめて好意的なコメントを寄せていたのが目に付いた。多くの雑誌の衰退の中で「読む雑誌」として明確な編集ビジョンを持つMONOCLEがこれからの方向を示すものとして取り上げられていたのである。
取材があり、撮影があり記事ができる。その間こちら側のチェックは無い。記事は編集側の責任と裁量による。どのように纏められるか、気にもなるのではあるが。
by noz1969 | 2008-06-08 22:17 | 本・DVD