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村田豊さん

先々週の吉村展の当番のときに永橋さん、鈴木さん等、芸大の先輩と話が尽きなかった。叔父のことがまず話の中心だったが、もうひとつ、村田豊さんのことが印象的だった。学生時代村田さんの事務所でバイトをした、と言う世代が私の少し上にいたが、私自身は知見が無かった。数年前、ポンピドー美術館の改修前の最後の展覧会が「「l‘art de l‘ingenieur」、この準備の段階で村田さん設計の万博「富士グループパビリオン」の写真を真剣に探している話が私のところまで来たことがあった。この展示のカタログは実に膨大なものだが、ここに収録されたこの建築の写真がポンピドーの執念をよくあらわしている。特に立ち上がっていくさまを写したものはすごい。帰ってから久しぶりにこの本を開いて見た。明日がまた当番と考え、このことを思い出した。村田さんは坂倉さんのところから、コルビジュエのところへ。その後独立、このパビリオンを設計した。コルの弟子は前川、坂倉、吉阪だけではない。
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by noz1969 | 2008-03-29 13:42 | 日記

風力発電風車

先日の朝日新聞にマグナス効果を応用の風力発電風車の開発者が紹介されていた。
マグナス効果とはウィキペディア(Wikipedia)によると

「球形の弾丸が飛翔中に曲がる現象に対しての説明として、1852年にドイツの科学者ハインリッヒ・グスタフ・マグヌス (Heinrich Gustav Magnus) によってはじめて認識された。」もので「円柱または球が回転しながら,粘性を有する流体中を一定速度で移動または一様流中に置かれた場合、円柱または球表面に接する流体が粘性によって回転運動に引きずられ、回転速度及び粘性に相応する循環Γが周りに発生し、移動方向または一様流に対して垂直の力(揚力)が発生する。今、2次元ポテンシャル流れを考えると、一定速度または一様流速度を/U/,流体
の密度をρ とすれば、発生する力/L/ は次式で得られる。
/L/ = ρ/U/Γ
上式は2次元ポテンシャルにおいて、循環 Γ を有する翼に生ずる揚力の式と一致する。この式はクッタ・ジューコフスキーの定理と呼ばれる。」

とのこと。新聞にもあるように野球のボールがカーブする理屈だという。19世紀半ばの様々な知的興味の様々で目覚しい展開については、いろいろと驚かされるがマグナス効果もそのひとつということだ。ひょっとするとこうした原理にさかのぼることが新しい知の鉱脈の発見につながる?かも知れない。ご存知のとおり、かの燃料電池も19世紀半ばの発明が今日になって再発見されたものだ。再びウィキペディア(Wikipedia)は
「燃料電池の歴史は古く、1839年にはイギリスのW.Groveが白金を電極、希硫酸を電解質としたグローブ電池により、水素と酸素から電気を取り出す燃料電池の原理を発明している。その後、長らく忘れられた技術であったが、」としている。あきらめないカナダ バラード兄弟のことが思い出される。(野沢)
2007年6月21日記事

以上は6月にブログで紹介した記事の再録だが既に販売が開始されている。メカロという会社が立ち上げられ、順調に走り出して(回りだして?)いるようだ。機会を作って訪ねたいと思う。
by noz1969 | 2008-03-29 13:18 | 日記

レーモンド展

高崎に会場を移してレーモンド展が開催される。既に無い麻布のレーモンド邸をコピーした旧井上邸、そして群馬音楽センターも展覧会会場となるということだ。とすればこの展覧会にとってこれ以上の適地は無い、と言うことだろう。
足を伸ばせば富岡製糸工場、磯崎さんの近代美術館となりの大高さんの博物館なども近い。近代美術館では26日から磯崎さんの美術館を展観する「磯崎新 七つの美術空間」が開かれるとのこと。車で至便、または新宿から高崎まで新幹線で一時間4300円ほど、
湘南ラインで一時間40分1800円ほどか。
by noz1969 | 2008-03-27 18:29 | 日記

中央郵便局を重文にする会

昨日憲政記念館で「中央郵便局を重文にする会」の発足の集まりがあった。数日前にメールで知らせがあり前半だけだが参加した。海老原一郎さんの設計のこの建築に入るのは数十年ぶり、大分改修されている。
「中央郵便局を重文にする会」は事態の急な動きを受け、100人を超える発起人を集めて動きがしたという形のようだ。市民の参加が力強い。国会議員による動きもあり、党派を超えた20人を超える議員による「会」できているとのことであった。今までに無い動きではないか。
吉田鉄郎という稀有な建築家について考える機会ともなろう。原状を極力回復し保存活用を望む。私は先日ウイーンでワグナーの郵便貯金局が活用されながらミュージアムとなっているのを見てきたばかりだ。彼此の差を考えざるを得ない。

会の途中で退出したので不明だが、出席のきっかけとなったご案内は以下のもの。問い合わせは多児(タニ)さんでいいのだろう。これから会員の募集を行うはず。多くの人々に参加を呼びかけたい。
by noz1969 | 2008-03-26 11:54 | 日記

NCR

吉村ギャラリーでの展示が「NCRビル」である。会期は3月29,30、4月5,6と12,13そして19,20の各土、日曜日。このオフィスビルは先年DOCOMOMO100選に選定されてもいるのだが、おそらく世界でもごく初期のダブルスキンであろう。脇田邸などでのデッキプレートによる温風暖房といい、吉村さんの建築には様々に温熱への配慮がある。会場には吉村事務所OBほかが詰め来場者に解説する。直接の当事者、奥村さんの解説があるのが29、5、13、20.ほかは私が会場で解説することになっている。13時から18時まで。
by noz1969 | 2008-03-26 11:47 | 日記

団地再生研究会シンポジウム

土曜日に開かれたNPO団地再生研究会主催のシンポジウムは研究会の発足時からの懸案が一歩踏み出す画期と成るものであった。出席した富安さんの話にあったとおり、「研究会はその名の示すとおり団地の抱えるさまざまなテーマを再生を主軸にきちんと知ること、これが何より求められる、それによって再生の方向も明らかになる」、そうした一歩がやっと若手のメンバーにより開始された。大高事務所の基町団地が取り上げられ、藤本昌也の軌跡が取り上げられたのには比較的近いところにいたものとして少々驚いた。「歴史」が身辺に近づいてきているかのようだ。
by noz1969 | 2008-03-24 12:07 | 野沢正光建築工房

木造ドミノ研究会立ち上げ

東村山の現地見学会を行いその後木造ドミノ研究会の発足会があった。これからの様々な「動き」が期待される。そしてまたこの場を様々に「知る」「納得する」場にしていかなければならない。昨年来の新法騒ぎを含め現状の基準、法規など目の前の事々にのみ拘泥することなく、これからのわれわれの望むスタンダードを探すことが、ここまで来たドミノをより面白いものにしていく鍵だろうと思う。特に耐久100年を超える「サポート」を木構造で出現させたことはそれが100年後においてもそのように見え、認識されるものとすることが必要であり、求められる性能のすべてを今デザインすべきなのだろう。先日の欧州での知見などを振り返りつつ、一歩先を考える面白さを、もう一度取り戻したい、と思う。
by noz1969 | 2008-03-24 12:06 | 野沢正光建築工房

住宅建築4月号

住宅建築4月号が書店に並んでいる。先般訪れた「浦邸」が巻頭である。北田さんの写真がとてもいい。今回撮影のもののほか、以前のつたに覆われた姿もある。北田さん数度にわたり浦邸を撮影している。その厚みも誌上に現われている。私の訪問記も是非あわせお読みください。訪問記文章のみだがブログ「執筆原稿」に転載した
浦邸に行く
『住宅建築』2008年4月号(08.03.22更新)

by noz1969 | 2008-03-22 12:21 | 本・DVD

「住む。」

「住む。」No.25春、最新号が手元に届く。木造ドミノが掲載されている。連載の「家をつくらなら近くの山の木で」の中での記事であり、秋川の山の取材がある。
by noz1969 | 2008-03-21 17:25 | 本・DVD

A haus

真鍋さんのブログに既にあるので遅きに失した感ありだが青森発の[A haus](アーハウスと読む)がすごい。今号は今和次郎と吉阪隆正二人のの師弟関係、青森との関係などを特集している。記事は綿密で発見的である。様々な地域に宝が様々にあり発掘を待っているのだろう、がメディアが東京に偏在、集中する 中でそれらに手が出ることがない。青森ではそれができている。弘前に前川展のことで伺った折に編集にかかわっておられる方々に会っている。心から敬意をはらいたい。折りしも「住宅建築」の最新号が巻頭で吉阪さん初期の住宅「浦邸」を特集し私が訪問記を書いている。。
by noz1969 | 2008-03-21 17:24 | 本・DVD