世田谷区民会館、区庁舎を考える第二回目のシンポジウム

昨日は好天であった。葉の落ちたケヤキの枝が風に揺れる。区民会館の広場の日向に人々が休む。世田谷区民会館、区庁舎を考える第二回目のシンポジウム。1000人は入ろうか、という当の区民会館ホールが会場である。区民会館の建築の現状を見てもらおう、ということでここが選定された。JIA世田谷地域会の手作りの催しである。会は林望さんの話から始まる。もちろんイギリスを主に景観と歴史について丁寧で仕組みを含めた説得力のある話である。100年遅れでしかし独自な歴史を築いてきたこの国でも過去、その証左である景観が集積することの大切さについて話された。松隈さんの前川さんの話、区が進める区役所と区民会館の建て替えに向けてのこれまでの経緯、道筋につき地域会メンバーからの報告、そのあとにパネルディスカッション、わたしが司会である。例により時間が無くひとりが一度話すとおしまいに近い。会場にも関係する多くの人が居り、話を聞きたいがそれも難しい。建築を見渡せば例により50年間の建物改修に知恵が無い。パイプが這い回りバリヤーがあちこちに置かれ建設当時の端整なの姿は見る影も無い。会場の管理者が四角四面。公共施設の管理に現状の行政の姿勢がにじむ。「TAXPEYERへのサービス」の視点が無い。一時の世田谷らしさはどこへ行ったのであろう。会場は歳末にもかかわらず多くの区民、専門家があつまってくれた。地下の食堂での懇親会もにぎやかであった。
ホールのロビーは広場とつながり同一の素材で仕上げられていたはずである。そこには荒天のおり、ホールが不使用時にはロビーが区民の暖かい広場として機能して欲しいという運用への期待があったのではないか。テームズ河辺のロイヤルフェスティバルホールのホワイエにそれを見るが施錠され区民を受け付けない閑散としたロビー、これが公共の今の姿であることにあらためて気付く。ここから快適な公共をもう一度考えることになる。
by noz1969 | 2008-12-22 11:37 | 日記
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