寒川

寒川に行く。様々な由縁でここで古くから農業を営むお宅を訪ねることとなった。すばらしい芍薬を作る花卉を中心の農家である。この家の芍薬は先代が交配したここだけのものであるという。茅ヶ崎に近く極めて温暖。庭は巨大な棕櫚とサボテン、そしてリュウゼツラン、まるで熱帯植物園だ。これも祖父の代の趣味であるという。50年ほどたつという住まいが好もしい。近傍の畑を見せていただく。道すがらは豊かな生垣が残る。数件の農家が寄り添う集落であったのであろう。
昼食に訪れた熊沢酒造のレストランがいかにも湘南らしい。酒蔵は今や日本料理と酒の店と、ビールとソーセージ、ピッザなどそして自家醸造ビールの店に。そしてパンと惣菜のみせがある。戸外が豊か。植物が繁茂している。自家醸造の数種のビールを飲む。
夕刻近く寒川神社へ、社殿は建て替えられたものというがなかなか本格的木造、なるほど間口が驚くほど広くどこかモダーンである。間口が広いということは賽銭箱が長い、ということでもありファンクショナルでもあるのだろう。相模の国の一宮は七五三で賑わっていた。
by noz1969 | 2008-11-24 20:37 | 日記
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