アーキニアリングデザイン展

建築学会で上記展示が28日まで開かれていた。私が参加した今秋の建築学会大会での同名のシンポジウムももちろんこの企画と連動するものであった。エンジニアリングと建築の良き連携、川口衛氏はシンポジウムの中でホリスティックデザインといい、全体のバランスの取れたデザインを思考すべきであることをこの言葉に込めていた。私は席上「レス イズ モア」の拡大解釈、レスとモアを求めることが産業革命以降の試行錯誤、目標であったこと、そして科学はその根拠としての実績を持つこと、環境を大きな宿題とするこれからにおいても継続的連続的に思考することが可能であるはず、と話した。そのこともあり、会期終了間際であったが会場を訪ねた。多くの模型、図面、写真、スケッチなどにより建築の「構築」の面白さが理解しやすい形で展観されていた。特にその原理を解説する工夫に満ちた展示はわかりやすいものであった。もちろん構造計画と建築計画のかかわりが展示の主体を占めてはいるが新しく展開するはずの分野についての展示もある。模型の制作のかかわった学生にとってとてもよい経験であったのではないだろうか。手を動かし作ることは見ることより一層の思索になるからだ。ところでこれ等の資料は今後どのように活用されるのだろう?建築会館は入り口の銘板の下に「建築博物館」というもうひとつの銘板を持つ。是非こうした資料の収集管理をその仕事のひとつとしてほしいものと思う。
by noz1969 | 2008-10-30 11:46 | 日記
<< 世田谷区民会館、区庁舎を考える トレッドソン邸へ >>