バウハウス デッサウ

芸大美術館でのデッサウ、バウハウスの展覧会が始まっている。次回講義の折、少し早く行ってじっくり観ようと思う。どんなものがきているのだろうか、期待したい。昨秋デッサウを訪れたばかりだ。ワイマールから移転したデッサウバウハウスは、驚くほど短い活動の後、ナチにより停止を命じられる。周知のことだ。ミースらは海外へ逃れる。そして施設は徹底的に破壊され見る影も無いものとなる。今日見る姿は最近見事に原状回復され再生されたものである。新築のように美しい。実に丹念に再生するものだ、と心から感心する。昨秋の興味の中心はカンディンスキーらの居住した、校舎に遅れ再生なった二棟の森の中の職員住宅にもあった。当時のスチールサッシの断面にそのために開発したごく薄いペアガラスを入れる、など姿を保全しながら性能を上げる試みにも感心したし、徹底した色彩復元の文化財再生技法にもおどろいた。しかもそれ等の仕事が市井の設計事務所の実務、ビジネスとして行われていることに、なおのこと驚いた。訪れたその事務所はタウトのアンクルトムズキャビン、ブリッツなど、息の長い原状回復の仕事をも多彩に手がけていた。ここでは再生、保存が都市の中の仕事として当然のものとして存在しているのである。
by noz1969 | 2008-04-28 19:33 | 日記
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