国大卒業設計講評会

国大の恒例、公開による卒業設計講評会が月曜日に行われた。午後から出る。例によって関係する教師は非常勤を含め全員が講評に参加し採点する権利?を持つ。評価はその平均による。この方法は200人ほど収容できるホールで行われることもあって、学生の作品のパネルが巨大なのもここの特徴、一人当たり2メートルほどの高さのパネル、シートが3~5枚、それに模型である。これも巨大である。今年は例年より多い25人が卒業制作にチャレンジした。ただし終わってみると平均を突き抜ける提案が少ない印象であった。ほとんどの作品に70点をつけた。どこかで見たようなものが多い。粘り強い主張が見えない。徹底していないせいで単純なfairy taleに見えるものが散見される。一方「共同建替」など社会性をにおわせる案もその手法についての詰めが甘い。ここでも垂直の、超高層スラム、とでもいえそうな案がいくつか見える。30人近い教員による採点、ダントツの一位が多摩ニュータウン初期の団地を敷地とし住棟下部を埋めるように改変、いくつかの機能をそこに追加、結果地表を大きく変えた圓木君であった。この方法であれば40年を経た樹木はかなりの程度保全されるであろう。また住棟下部の構造補強もできよう。そして緑化など、今日的課題にも沿う。私の評価も第一位であった。そして二位に鶴見を敷地とし、手書きの断面図が効果的であった池谷君、「超高層スラム」(私の言う)が入った。この結果この上位二名に吉原賞となる。順当な結果であった。
by noz1969 | 2008-02-06 12:57 | 日記
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