大田へ

週末太田へ行く。大田の家作りのグループを支えるN氏からの依頼。省エネルギー住宅の方向についての話をする。「大田に行く」と言うと多くの人が群馬県の大田だと思った。実ははるか石見銀山の所在地である。オオダと読む。空路出雲空港へ。そこから鉄道である。銀山は翌日と考え久しぶりの出雲大社参拝をする。改修工事を控えて手前の拝殿に囲いがある。その足元に先刻発掘された巨大な「併せ柱」赤い御影石で位置と大きさを示している。菊竹さんの庁舎を見る。名作である。訪れるのは30年ぶりか。大社の大きさを社の裏側から見る。東側近傍に最近竣工の古代史博物館、槙文彦さんの設計である。コルテンの外装が目を引く。ホール中央に例の柱の実物が展示されている。驚きを覚える。古代出雲大社復元案の模型、刀剣、銅鐸など様々な発掘品、ボランティアの説明も熱を帯びている。大田市での話は国産材の使用、太陽エネルギーを地域ごとに極力活用すること、フレキシブルなプラン、などによって長期住むことができる快適な室内を創ろう、と言った内容とした。ドミノの実績についても話した。その後居酒屋で飲みホテル泊。翌朝東京の大雪の報。銀山の予定をキャンセル、帰朝を早めたのだがこれがかえってアダ。飛行機は羽田の混乱で出発が2時間以上遅れたうえ、大島上空で着陸を待つこと一時間、平常の二倍ほどの飛行時間であった。もちろん雪雲を抜け降下する際の揺れも尋常ではなかった。大田へ_e0079037_1534585.jpg
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by noz1969 | 2008-02-06 12:51 | 日記
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