東工大三年生

昨日講評であった。様々な提案があった。粘った学生が多くいた。終盤に至り思考の密度が上昇、水準以上の結果であったと思う。講評には毎回のエスキスに参加してくれたいた奥山さん、中井君、安森君のほか坂本さん、八木さん、塚本さん、安田さんも参加してくれ、にぎやかなものとなった。課題は百草団地を敷地にしている。40年ほど前に建設された独特の住棟配置で知られる団地だ。今日から見るときわめて建蔽率が低い。そこに豊かな緑が時を経て茂る。学生には敷地の勾配がわかるデータが渡され全体の模型も課題提出の時点で製作されている。学生諸君はそれと格闘することとなった。勾配とヴィスタを頼りに図書館を置いた案、近傍の山への散策路を手がかりにする案。擁壁や斜面を手がかりに賑わいや、公共施設を作る案、センター施設のユニークな形態を残しながらコンバージョン試みる案、畑、果樹園などを手がかりにする空地に着目した案、など様々な提案があった。終了後懇親会。その後坂本研で食事をしつつ懇談、話題はあちこちに及ぶ。中井君が4月から移動とのこと。中井君、安森君には学生との応答を多くしてもらったに違いない。それあっての結果であろう。手厚いサポートに感謝したい。
by noz1969 | 2008-01-29 13:06 | 日記
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