那須の週末住宅

週末、竣工検査で現地へ。
昼飯は「つき邑」でさけといくらの乗った蒸篭ご飯。隠れた名品である。
クリーニングも済みすっかりきれいになっていた。雨戸などの仕上がりも良い。南面には1メートル80センチのひさしがあり、東西へ回りこんでいる。ここには7メート20センチの大きな開口とテラスがある。当然だがここの隅木は1.4倍ほどながい。このことが今回の工夫のしどころであった。アテの材を使い交差する登り梁の下にそれをもぐりこませてバランスするようにしたのだが、墨出しが面倒だっただろう。ほかにも屋根勾配がすべて異なり垂木を受ける材の加工もすべて異なる。いつものことだが大工の薄井さんに感謝、良い仕事をしてもらった。反対に北側半分は、金属板に覆われまったく庇の無い構成。ここで床面積を稼いでいる。平均すると庇下の面積は通常の住宅並みと言うことか。ここの雨戸は外壁面に出っ張らない収まりにしてある。板金屋さんも上手かった。北側のテラスはその内側に半室内のようにある。ここは遠景に何も人工物が無い遠くに磐梯山の見えるテラスである。
クライアントが海外に滞在中のためわれわれだけであちこちチェック。屋根集熱は半曇天の気候、外気温4度の午後1時半で44度を示していた。急勾配集熱屋根の成果である。竣工して間が無いため室温はさほど高くは無かったが來冬は良い状況を作るのではないか。(野沢)

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by noz1969 | 2007-02-19 12:22 | 那須の週末住宅
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