元興寺極楽坊 五重塔

国宝展 最終日の前日土曜夕刻 覚悟の上での東京国立博物館。通称「東博」。30分待ちは予想よりは短かった。が、中の人の数は予想通り、大変な混雑であった。確かに国宝を各地から集結させるという企画は人を呼ぶ。なんだなんだ、といった風情がある。一度にこんなにおいしいことってめったに無い!ブランドバーゲンセールに駆けつけるといった心地さえある。
私のお目当ては「元興寺極楽坊の五重塔」であった。元興寺には何度か行っている。が肝心の収蔵庫に出入りしたことが無い。というか、収蔵庫の存在を知らなかった。何よりこの五重塔についてはまったく知らなかった。現地に行けば いつでもば見られるのであろうけれど?何とかここ「東博」での晴れ姿をみてみたい、と思い出向いた。実物は高さ5、5メートルほど。実に良くに出来た塔であった。各地に作られる塔のモデルとして作られたらしいのではないか、とのこと。人ごみは塔を見るにはそれほど邪魔にはならず、ゆっくり鑑賞した。
元興寺極楽坊には懐かしい思いがある。学生時代の旅行で吉村順三さんからこの建築について話を聞きながら観たことが印象に残るのである。一本の溝に走る二本の障子のディテール。行基葺、先が細い筒状の瓦の屋根のこと、荒々しい床板のことなどである。次回は現地で五重塔と再会したい。ところでこの収蔵庫は公開しているのであろうか?
by noz1969 | 2014-12-08 12:13 | 日記
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