日土へ

昨週末 野沢は参加できなかったのだが 事務所のスタッフは挙って日土小学校の見学会に参加した。熊本の現場から阿蘇の外輪山を経て別府からフェリーで八幡浜へ。
ワールドモニュメント財団のモダニズム賞受賞もあってか、ミカン畑に囲まれたのどかな学校にはたくさんの見学者が集まっていた。有名な小川に張り出すバルコニーもさることながら、階段から光庭をはさんだ2階廊下が大変気持ちの良い場所だった。光庭に面した壁を1階より2階を引いてずらし、子供が腰かけて少し本を読めるように600程度腰上下で壁をずらしてベンチを作り、鉄骨の方杖で受けている。高さを抑えてスケールが制御されていたり、構造壁と開口部の軸をずらして間に棚や机を作ったり、開口部を外付けにして枠をできるだけ細く見せる引き込みの納まりになっていたり、構成を分けて鉄骨と木を使い分けるディテールなど大変勉強になった。設計の印象は控えめで、軸組もシンプルだが、こうして多くの方々が尽力してきれいに再生された理由が少し分かったように思った。小川や山との関係が開放的で本当に気持ちよく、たまれるお気に入りの場所ができ、見ているこちらが楽しくなる。つくったものに人が表れるというが、背筋が伸びる思いがした。(藤村)
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by noz1969 | 2013-04-04 10:36 | 日記
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