和水 三加和へ

三加和中学校の敷地に新たに三加和小学校を併設する熊本アートポリス構想によるプロジェクトが進行中である。コンクリート工事は佳境。昨日 屋内運動場(体育館)の基礎立ち上がり部の打設があった。立会いの後 木部のきざみを行っている加工場に赴く。校舎、体育館の架構はともにきわめて複雑なものであってどのような手順を踏むのか大工に直接話を聞くことを楽しみにしていた。校舎については各教室に910ピッチの「ほお杖」が角度を変えながら並ぶ。体育館は広大なスパンを架け渡すために両端からせり出す架構が屋根の勾配にあわせ競りあがるが それを構成する木材は数ミリ単位で仕口を変えるのである。大工はCAD図が示すミリ単位以下の数字を読み材に墨付けするという彼が考えた手順を見せてくれた。ひとかたまりの架構が組み上げられわれわれを待っている。これを見ながら細部の検討を行った。全貌の現れる日が楽しみである。
木材量はおおむね600立米、足元から立上る姿を想像している。これまでの木材使用校舎多くが立ち上がり部までをコンクリートに頼っている。今回はまさに本格的木造になるはずである。大工の頭と腕が光るものとなる。楽しみである。建て方の開始も近い。

様々な事情により木造校舎、体育館ともにプロポのときの1,6倍規模に拡大している。「小中一貫校」という話は正確に言うと「小中併設校」であった。この違いは大きいものであった。小学校基準と中学校基準は様々に異なる。特別教室の共用、教官室、校長室の統合についても全てを行うことにはムリがあった。そうした事情が規模の変更につながったと考えている。そのためプロポの中でわれわれの考えた中学校校舎の改修の規模につき変更が余儀なくされ、コンクリート校舎の縮減は手をつけることが出来そうに無い。但し中学校校舎の内装の一部改修、外構の整備など一定規模での整備はできる。何とか快適な教育環境を作り上げるためにこれからの作業を進めることにする。
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by noz1969 | 2013-03-22 12:08 | プロジェクト
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