法政大学55年館

13日 法政大学へ行った。お堀の向こう、いつもの市谷校舎ではなく 高層建物のそびえる本館での来期のデザイン工学部建築学科一年生から大学院修士課程までの設計課題に関する会議であった。私も昨年から修士前期の課題を見ている。会議の開始より幾分早くついたこともあり 本当に久しぶりに55年校舎のあたりを歩いてみた。連続するちいさなクロスボールトの架かる三層ほどの低層部を通り例のカーテンウオールの本館に入る、突き抜けると 庭の右手の大きな講義棟の先にはHPシェルの一部分が覗いている。歩きつつあらゆる部分に建物を構想した建築家大江宏の作意と検証の深さを思う。半ば、立ち止まり建物を見渡す人影を確認する。坂本一成さんであった。坂本さんも会議に出席のためにここに来て、開始までの時間を私と同じことに費やしていたのである。会議開始までの短い時間であったが一緒に建物内を歩きながら この建築の深さについて話をした。

会議終了後の懇親会で大江新さんが今年で退任されることを知り、少し懇談した。その折 55年校舎の今後について話を聞くこととなった。数年後の解体が予定されているらしい。なんとも感慨深い。本当にこれで良いのであろうか。建築学科の作成した「アーキテクトマインド」とは何か?という小冊子が懇親会開場にあったが、掲載されている写真は全てこの55年館58年館のものであった。法政大学はマインドを失うことになるのだろうか?
by noz1969 | 2013-03-15 12:30 | 日記
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