アートポリスシンポジウム

昨土曜日は 熊本で くまもとアートポリス建築展2012プロジェクト シンポジウム アートポリスの学校建築-みんなで創り,育む学校-が開かれ、参加した。金曜の夜、前日乗り込む為 熊本行きの便に搭乗したが当地が突然の雷雨で着陸まで一時間余、大分の上空で待機、到着は深夜であった。城を眼前に見るホテルに投宿。翌朝8時に県庁に集合 午前中は坂本さんの網津小学校,小嶋、赤松氏の宇土小学校を見学するスケジュールである。総勢150人近い大見学団である。どちらも一度外観は見ているが 内部に入るのは初めて、網津は外観では見ることが難しい大小のボールトが交錯し切断する様が複雑で実に面白い。教室の南北からの採光が可能になっている。極めて感じ入った。宇土は じつは前回の無断の見学で二階のテラスにも登らせていただいたので,今回も概略を知っている。既視感はあった。ご存知の通り全面折れ戸による構成、戸をたたむとまったく柱とスラブだけ、外部と内部が連続する空間となる。クラスルームを区画する角がアールの構造壁のアイディアも秀逸である。いくつもの学校建築設計の蓄積がなせる業、家具、サインに至るまで丁寧な設計である。設計期間に差があるはずはない。比較的短期にこれを成し遂げることを可能とする力量、学校建築についてのこれほどの集積があることをうらやむ。

午後は進行中のプロジェクトを含め近々の6つの学校プロジェクトをめぐるシンポジウム。三加和小中学校の設計に携わるわれわれもプレゼを行うことになる。会場は満席である。はじめに長澤悟さんの基調講演、震災後の建築状況、わけても最初に復興すべき学校建築の状況、そして エネルギーゼロを目指すこれからの社会の学校につき 話される。
その後6校各10分のプレゼ、宇土、網津に続き小泉雅生氏、高橋晶子氏、その後私のプレゼがあり最後は内田文雄さんであった。各自持ち時間を超過。アートポリスの伊東豊雄コミッショナー、桂英昭アドバイザー、末廣香織アドバイザー、曽我部昌史アドバイザーそして長澤悟さんからの質疑反応と長丁場の充実したシンポジウムであった。三加和で協働する、中村、柴田、東大森各氏ももちろん参加していた。。博多の故郷で就職したムサビの卒業生が会場に来てもくれた。その後の懇親会では ヴェネチアビエンナーレでグランプリに輝いた伊東さんへの花束が贈呈されるサプライズもあり和やかな会であった。坂本さんをはじめ多くの人々と久しぶりの時間を過ごすことができた。アートポリスももう25年 近年のプロジェクトが熊本らしい計画になっていることを喜びたい、とは伊東さんの言葉である。彼の活躍が無ければそれも叶わないだろう。実に精力的である。
われわれの設計も佳境に入っている。もう一段 がんばる必要がある。最終の飛行機で帰京する。
by noz1969 | 2012-09-16 16:06 | 日記
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