雪国ドミノに双子

数ヶ月前 十日町のFホームの設計チームAさんから雪国ドミノが竣工した旨の知らせがあった。所用にあわせ昨週末 新潟に出向く。モデルハウスのまったくの双子。敷地は十日町からはかなりの遠方、新発田市のとなり聖籠町の海沿いの分譲地であった。敷地形状も瓜二つ、南向き、敷地に振れて建っているところもそっくり。その上、地元のひとの話として「海からの北西の烈風に対して見事な配置である」とのことだ。「何よりそっくりに作ってくれ」ということであったと聞く。こうしたこともあるのだと、あっけにとられる。クライアントの厚遇を受ける。
今回はレーモンドの新発田カソリック教会(1965)がおまけ。懸案の建築を見る機会となった。この頃のレーモンドの木造教会の代表作のひとつだろう。円形六角の塔部の架構が主題。それが背後でRCレンガ貼りの壁に切り取られる。塔に連続する半円部が拝廊、半世紀ほど以前と同じ椅子が円形に並ぶ。エントランス部は此の先に低く伸びる。この部分は屋根がHPシェル状となる。複雑な形状、プランも「人型」のように見える。
牧師館も見せていただく。こちらは二階建て、以前のレーモンドの切妻のシンプルな木造建築、たとえば麻布の自邸+アトリエを思い起こすもの。ふすまによる区画、もちろん障子がある。窓下の床に鋳物のおおきなグリル、下にラジエターが仕込んである。吹き抜けの階段室が大きく特にレーモンドらしい設えであった。
今年の新潟は雪はまだ。しかし雲の動きが早く、時折の驟雨。約束の時間まで教会の庇下で雨宿りをした。
Aさんの車で10年ほど以前にできた「潟博物館」青木淳に立ち寄る。初見参である。建築学会賞受賞作。面白いパズルが解かれている良くできた建築であった。Aさんのごひいき、海沿い、松林のなかにポツンとあるギャラリーで記念にちいさな鉢を買う。
この間に本来の業務、JIA環境建築賞の候補作品の現地審査を行った。これもとても面白かった。
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by noz1969 | 2010-12-13 12:15 | 日記
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