穴川と小松川

地元相模原市の環境審議会の公募の委員をしている。年に数回の審議会出席が任務である。昨日が審議会であった。といっても昨日は「視察」、言ってみれば委員による相模原を知るための遠足のようなものである。市内の見学地を見た後旧城山町へ向かう。相模原北部からここは拍子抜けするほど近い。目的地は小松城北地区。ここに里山を自主的に監理手入れしている「里山を守る会」があり、そのグループの活動エリアを見せていただくことが目的であった。穴川と小松川にはさまれたエリア、この二つの川に挟まれた尾根に絹の道、古道である。これも守る会により復元されたものという。残念ながらメンバーの方々の参加は無く、市の係の方による説明であったが、とても面白かった。穴川に沿う谷戸では 田んぼの復元が計られている。6月には蛍が乱舞するとのこと。谷戸は山が迫る。覆いかぶさるように雑木が近い。雑木と田んぼがともに手入れされることがないと谷戸の稲作は辛そうである。そのせいで蛍にとって良き環境となっているのかとも思った。こうした活動がいかに大切で多くのエリアでそれが可能になることが必要かかを思うが実に難しそうだとも思う。城山湖が上流にある。揚水発電を行う人工湖である。帰途は小松川に沿って下る。建設残土トラックに反対すると書かれた看板が目に付く。こうした質の高い保全された自然豊かな地域こそ不法な暴力の対象になりやすいのだろう。心が痛む。
相模原は合併により広大な森と湖水と川そして農地を持つこととなった。まちと里、そして森を持つということは風土のすべてを持つということだ。市域が日本のモデルのようにもみえる。市域の中でグリーンツーリズム アグリツーリズム、農村、森林に行き、宿泊しそこでの様々な生産活動に参加し知識を得る、またはその保全に一部であっても役立つ、そうした体験が手軽にできるはずである。私が数年ににわたり参加した諏訪森下での稲作もそうした場がそこにあったからだ。自立的で積極的な体験の場が少しずつでも作られていくことに幾分でも手助けできればいいと考えた。
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by noz1969 | 2010-11-02 12:13 | 日記
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