茅葺の屋根

慌ただしさにかまけ、サボり癖も手伝って あれこれ記すべき事柄はあったもののブログの更新が長くできずいた。すいません。今回再開を期そうと思います。どれほど続くかだが、ご期待を。

先日所用あり 町田、能が谷の鈴木工務店を訪ねた。通勤の車中の窓より、茅葺屋根の葺き替えを見ていたので期待は用件はそれとしてその屋根を身近に見ることにもあった。すでに茅葺は完了している。下屋の瓦屋根の仕事がされているところであった。茅葺はいうまでも無いが見事なできである。京都から来た茅葺職人の仕事であるというから文化財並の仕事である。棟も今回の改修で芝棟になる。菖蒲に彩られたそれを見ることが楽しみである。仕事は極めて繊細。各部に茅葺ならではの意匠が楽しめる。棟の両端部にはそれぞれ「山喜」(ちなみに山はへの字、喜は七十七からなるほう)と水の文字、今回開けられた屋根中央の小さな小窓、軒裏重ねられて層を描く新旧の萱、なにより切りそろえられた軒端が自在に高さを変えながら連続する様はこの屋根のほかにはまず作りえない姿を持つ。この伝統的屋根のもつ新しいところはそこにテグスが張られているところ。カラスよけとのことだ。カラスが萱をつまんで巣の材料とする、なんとも今日的な課題におもえる。室内には工事中ゆえ入ることができなかったが今回の改修で天井が撤去され小屋があらわになる、とのこと。竣工の姿が楽しみである。いまどき茅葺の家を葺き替え自分のものとする、こんな贅沢はないのではないか。しかもそれは大いに社会的意義も持つのである。
e0079037_19304442.jpg

e0079037_19305542.jpg

by noz1969 | 2009-12-08 22:22 | 日記
<< クロワッサン TACOS「エネルギー最小の家... >>